• 約2200年前に繰り広げられた壮大なスケールの人間ドラマ!「横山光輝」作「項羽と劉邦」!(未来書房 朝倉店)

     

    今日のブログでは、横山光輝不朽の名作「項羽と劉邦」をご紹介しようと思います。

     

    横山光輝 項羽と劉邦

    前漢の初代皇帝となる「劉邦」が生まれたのが紀元前256年(前247年とも)
    西楚の覇王を称し、劉邦のライバルとなる「項羽」が紀元前232年に
    それぞれ、この世に生を受けたと云われています。

    後に「楚漢戦争」とも呼ばれる二人の戦いは、中国で紀元前206年-紀元前202年の
    約5年間にわたり、秦王朝滅亡後の政権をめぐり、西楚の覇王項羽と漢王劉邦との間で、
    当時の中国のほぼ全土で繰り広げられた激しい内戦でした。

    戦場では無敵を誇り連戦連勝、およそ負けというものを知らなかった勇猛果敢な項羽と
    百戦百敗、兵卒も率いる彼すらも地にまみれ敗走の名人と成下がっていたはずの劉邦の
    対照的な性格や生き様と、彼らを取り巻く綺羅星のごとき名将・重臣の驚くべき活躍と
    そして、長きに渡って負け戦の大将だった劉邦が、いったいどのようにして
    無敗の項羽を倒し、天下に覇を唱えることができたのか?

    横山光輝 項羽と劉邦

    ストーリーに関しては、作品を開いて頂ければ引き込まれること受け合いですので
    ここでは、主要な登場人物について簡単に触れてみようと思います。

    劉邦(りゅうほう)
    後に項羽を討ち、前漢を興す。
    劉邦の容姿は鼻が高く、立派な髭をしており、いわゆる龍顔、顔が長くて
    鼻が突き出ている顔をしていたという。また太股に72の黒子があったと言われている。
    反秦戦争に参加する前の劉邦はいわゆる侠客であり、家業を厭い酒色を好んだ生活していた。
    縁あって沛東に位置する泗水の亭長(警察分署長)に就任したが、
    任務に忠実な官人ではなかった。しかし何故か不思議と人望のある性質であり、
    仕事で失敗しても周囲が擁護し、飲み屋に入れば自然と人が集まり店が満席になった。

    項羽(こうう)
    戦乱の中で連戦連勝を誇り、西楚の覇王と号した。
    成人前の項羽は文字を習っても覚えられず、剣道を習ってもあまり上達しなかった。
    叔父の項梁はその事で項羽を怒ったが、項羽は「文字なぞ自分の名前が書ければ十分です。
    剣術のように一人を相手にするものはつまりません。
    私は万人を相手にする物がやりたい」と答えたので項梁は喜んで兵法を項羽に教えた。
    将軍となってからの項羽は戦闘には圧倒的に強く、項羽が行けばすぐに反乱は収まるものの、
    間を置かず別の地域で反乱が置き、項羽がその鎮圧に行けばすぐにまた別の地域で
    反乱が再発するといういたちごっこを繰り返す事になる。

    蕭何(しょうか)
    劉邦と同じく沛県の出身で、若い頃からそこで役人をしていた。
    下役人であったがその仕事ぶりは真面目で能率がよく、評価されていたという。
    後の劉邦軍の補給など後方差配の名人。
    劉邦が秦の都咸陽を占領した時には、他の者が略奪の為に宝物殿などに殺到する中、
    ただ一人秦の歴史書や法律、各国の人口記録などが保管されている文書殿に走り、
    項羽による破壊の前に全て持ち帰ることに成功した。
    これが後の漢王朝の基礎作りに役立ったと言われている。

    張良(ちょうりょう)
    大変に優れた戦術家としても現代に名前の伝わっている劉邦軍の政治家・謀将。
    始皇帝の暗殺を謀ったことでも有名。しかし暗殺は失敗し張良は身を隠すこととなる。
    張良の有名な逸話として、黄石公の話があります。
    ある日、張良が橋の袂(たもと)を通りかかると、汚い服を着た老人が自分の靴を
    橋の下に放り投げ、張良に向かって「小僧、取って来い」と言いつけた。
    張良は頭に来て殴りつけようかと思ったが、相手が老人なので我慢して靴を取って来た。
    すると老人は足を突き出して「履かせろ」と言う。
    張良は「この爺さんに最後まで付き合おう」と考え、跪いて老人に靴を履かせた。
    老人は笑って去って行ったが、その後で戻ってきて
    「お前に教えることがある。5日後の朝にここに来い」と言った・・・
    この後も老人の難題による紆余曲折を経て、老人から「その謙虚さこそが大切なのだ」
    と認められて太公望の兵法書を授かり、更なる深謀遠慮を得たとされる。

    韓信(かんしん)
    劉邦の元で数々の戦いに勝利し、世界軍事史上の名将としても知られる。
    貧乏で品行も悪かったために職に就けず、他人の家に上がり込んでは居候するという
    遊侠無頼の生活に終始していた為、周囲の者はみな韓信を見下していた。
    ある日のこと、韓信は町の少年に「お前は背が高く、いつも剣を帯びているが、
    実際には臆病者に違いない。その剣で俺を刺してみろ。出来ないなら俺の股をくぐれ」
    と挑発された。韓信は黙って少年の股をくぐり、周囲の者は韓信を大いに笑った。
    大いに笑われた韓信であったが、「恥は一時、志は一生。ここでこいつを切り殺しても
    何の得もなく、それどころか仇持ちになってしまうだけだ」と冷静に判断したのである。
    後の戦闘において、劉邦軍で項羽に唯一対峙することができるほどの才能を見せる。

    (Wikipediaより一部抜粋及び参考にさせて頂きました)

     

    約2200年前もの想像を絶するほど古い時代に、これほどもドラマチックな
    人間模様がすでに展開されていたのかと思うと、心底驚かされるばかりです。

    横山光輝 項羽と劉邦
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